① 小学5年生A君のお母さんの声
これまでの経緯
小学校2年生の1学期頃に読み書きの困難さに気づき、夏休みを過ぎたころには本人もみんなと何かが違うと感じ始めていたようです。3年生に進級したころには学習意欲をなくしてしまい、不登校になってしまいました。LD(学習障害)、ディクレシア(読み書き障害)と診断を受け、本人の努力不足や怠けているのではないと理解できました。しかし、学校では一斉授業にはついていけず(理解はできるのに文字が書けず漢字が読めないため)、通級教室では学習の困難さをサポートする方法や情報が得られませんでした。その結果、息子の体調が不安定になってしまい、ホームスクーリングを始めることにしました。
4年生の春頃に多くの情報の中、iPadや*デイジー教科書を使うこと等を知り少しずつですが学習を進めていました、半年間親子でいろいろな学習教材や通信教育を試しましたが、どれも合わないと諦めかけた頃ことば塾のホームページが目に留まり、まずはお会いしてみることになりました。
*デイジー教科書:マルチメディアデイジー教科書のことで、音声を聞きながら、どこを読んでいるのかが視覚的にわかる教科書
ことば塾での学習
初対面で息子は2時間近く香月先生と話し込んでいました。その日のうちに「香月先生なら、僕のことを理解してくれるから一緒に勉強してみたい」と、すぐに入塾を決めました。対面で1ヶ月程授業を受け、現在は教室と距離があるため(車で約1時間)オンラインで学習しています。授業は毎回笑いが絶えず、香月先生はPCやiPadにも詳しく、息子の強みを生かしたアドバイスや効果の出る学習方法を上手に教えてくださっています。
週に1度の学習で入塾してからまだ4ヶ月ですが、学校の先生も驚くほど漢字が読めるようになりました。そして何よりジョリーフォニックス(英語の文字と発音の関係を学ぶための教材)の効果には私自身も驚いています。日本語の読みすらもどかしい息子が英単語を正しい発音で読んでいるのです。香月先生と国語や英語を楽しんで学ぶ姿に、通常の学習塾や一斉授業では得られない個々に合った学び(学び方)がLDの子どもには必要だと痛感しました。
また学習面だけではなく香月先生の励ましの言葉や、息子を心からサポートしたいという思いが息子の学習意欲や自己肯定感を取り戻させてくれました。4月から5年生になりましたが自分の意思決定で登校とホームスクーリングを選択しています。
小学5年生A君の声
Zoomを使ってのオンライン授業。PPTで漢字を読んでいるところです。白地に黒字だとA君には刺激が強すぎるので、緑地に黒字です。
iPadで漢字を見ながら、緑の用紙に漢字を手書きしています。読めるようになった自信が、「書きたい!」という積極性に繋がっています。
いつもいろんな事を教えてくれてありがとうございます。僕は香月先生と勉強するようになって漢字が好きになりました。今までどうして読めなかったのかな?と思うくらい、ふしぎなくらい熟語も読めるようになったよ。
字を書くことはまだまだ苦手だけど、漢字を書くのは面白いよ。英語ももっとたくさん知りたいです。海外の友達とオンラインで話せるようになりたいです。最近は海外ドラマのセリフに僕のわかる言葉があると嬉しくなります。来週もオンラインの授業楽しみにしています。
A君のその後
Jolly Phonicsを学習し、英検の合理的配慮を受け、5級と4級に合格。2022年4月に中高一貫校に進学しました。
② 小学4年生B君のお母さんの声
Q: どのような困りごとや心配がありましたか。/どうして塾を探していましたか。
漢字をどうやって覚えることができるだろうかといろいろ試していました。親世代は、漢字ノートにひたすら書いて覚えていたように思ったので、「書いて覚えなさい!」と口酸っぱく言っても気乗りしないようで、なかなか覚えてくれませんでしたし、私ががみがみ言うからか、自分から進んではやっていませんでした。
また私は子どもが生きていくうえで、大切な力の一つとして、自分の考えを言葉で伝えるということが重要と考えていました。それで、言葉に慣れ親しんでもらうにはどうしたらよいかと考えていたときにことば塾のページを見つけました。
Q:ことば塾を選んだ理由は何ですか。
体験授業に伺ったときに、香月先生が、漢字の読み方の教材を通して子どもに接してくださっていたのですが、とにかくほめてくださっていました。間違えても私みたいに怒らない、ヒントを出してできるとほめてくださるので、子どももご満悦で楽しそうでした。そして、漢字や言葉を意味もなく覚えるというわけでなく、一つ一つつくりにしても形にしても意味があるということをわかりやすい言葉で説明してくださり、生きた言葉を学んでいけるのではないかと感じました。
現在、子どもはオンラインで授業を受講させていただいてますが、オンラインというスタイルもストレスがないようで、楽しそうです。
また、ジョリーフォニックス(英語の文字と発音の関係を学ぶための教材)で初めて英語に触れていますが、 私はアルファベットを書いて覚えることから入ったのですが、英語に対して“音”から入れる子どもがうらやましいです。これからどんな感じで英語の世界に広がっていくのか楽しみです。
Q:ことば塾に通う前と今で、どのような変化がありましたか。
先日、「なんで『港』って『みなと』ってことばなのかな?」と聞かれました。ことばに対して、ちょっと考える視点ができてきたのかなと感じます。これからも香月先生にほめていただいて、ことばに対して彼のペースで接していってくれることを願っています。